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勝訴。 [つぶやき]

一時金訴訟、昨日判決が出ました。

http://www.kyoto-minpo.net/archives/2012/03/29/post_8604.php
http://www.kyoto-minpo.net/archives/2012/03/29/post_8605.php

学生さんから質問があったので、以下簡単なコメントを。

本件はカットされた金額以上の問題、つまり学園ガバナンスの不適切性が指摘されてきました。法人側はカットの理由を「学園財政の悪化(見込み)」としましたが、判決ではこの説明に合理性が認められないとのこと。

一時金1ヶ月カットは年率計算で約5.5%。一般企業ならば経営陣総取っ替えもんです。さらに教職員の怒りに火を付けたのは、約3,200人の教職員の一時金カットの後、総長理事長の「退任慰労金」が倍増され、前総長に4,000万、前理事長に1億2,000万が支払われたことです(お隣、同志社大学の理事長の約10倍)。「財政が厳しいんじゃなかったの?」とつっこむ教職員、「なんで学費が毎年上がるの?」と首をかしげた学生と保護者、それぞれから批判の声があがりました。

どうしてこんな風になってしまったのかについては相変わらず闇の中です。
闇の中が気になる人は、闇の中にいた張本人の1人が書いた例の本があります。
いつも皆さんに教えているように、内容を批判的に読解し、
さらには、これが書かれたコンテクストの理解につとめましょう。


立命館の再生を願って

立命館の再生を願って

  • 作者: 鈴木 元
  • 出版社/メーカー: 風濤社
  • 発売日: 2012/02
  • メディア: 単行本

法人側は、教職員への説明もなしに、また敗訴後直ちに「判決内容を確認し、対応を検討する」(読売新聞3/30)と述べながらも、即日控訴に踏み切りました。
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卒業生

 先生のような方がおられるから立命館が評価されてきたのだともいます。
 国際感覚で、自由な大学、自由な研究を。
by 卒業生 (2012-04-01 00:31) 

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