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休日 [つぶやき]

体調やや回復。
祝日授業日だが大学には近寄らず、自宅で仕事。

博論ベースの新刊研究書をいくつか購入。たまたまかもしれないが、かなり一般書に寄せたものが多い印象。ページ数も少なめ。大学院教育の拡充によって、二昔前に比べて課程博士の取得者の数が(自分も含めて)単純に増えたためか。それとも、「長く読まれる本」よりも「広く読まれる本」を出版社としても著者としても希望しているためか。いずれにしても、競争が激しくなっていることを窺わせる。自分の博士院生指導も、このあたりを今一度考えながら、戦略を立てなくては。うーむ。



頂き物。

長沢英治『アラブ革命の遺産:エジプトのユダヤ系マルクス主義者とシオニズム』(平凡社, 2012年).
長沢先生、前著に続き、ありがとうございました。超重量級です。

『地域研究』Vol.12, No.1(特集「中東から変わる世界」「ヨーロッパ統合と国民国家の歴史認識」).
『地域研究』Vol.12, No.2(総特集「地域研究方法論」).
両方とも「アラブの春」以降の中東地域研究のあり方を考える上で勉強になった。久々に地域研究の方法論を真正面から論じた本を読んだ気がする。Y先生の熱い(熱すぎる?)思いが起爆剤となるか。とりあえず、今年開講の「地域研究論II」後期のテキストにしよう。



今週のAmazon様。

Joshua Stacher, Adaptable Autocrats: Regime Power in Egypt and Syria (Stanford Studies in Middle Eastern and Islamic Societies and Cultures) (Stanford: Stanford University Press, 2012).

Nathan J. Brown, When Victory Is Not an Option: Islamist Movements in Arab Politics (Ithaca and London: Cornell University Press, 2012).

Nonie Darwish, The Devil We Don't Know: The Dark Side of Revolutions in the Middle East (Hoboken, NJ: Wiley, 2012).


エマミ・シュン・サラミ『イラン人は面白すぎる!』(光文社新書, 2012年).
吉本・イラン人芸人の筆による1冊。授業のネタに。「当事者」によるこうした語りをどのように扱うべきなのか、地域研究のあり方が試される1冊でもあり。

荒木飛呂彦『ジョジョの奇妙な名言集 part1〜3(ヴィジュアル版)』(集英社新書, 2012年).
荒木飛呂彦『ジョジョの奇妙な名言集 part4〜8(ヴィジュアル版)』(集英社新書, 2012年).
懐かしいィィィィ。
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